【ピアノのメンテナンス】アコースティック・生ピアノに絶対必要なこと〜調律〜

自宅に、アコースティックのピアノがある。

これって、憧れだし、本当に幸せなことです。
いつだって、気持ちいのいい音に包まれていられる・・・・。

 

でも、生のピアノって維持費かかるんでしょ???

 

そんな声がちらほら聞こえてきそうです。
ということで、今日は、私の家のピアノのメンテナンスについて、ご紹介したいと思います。

目次

基本メンテナンス

生のピアノをお持ちであれば、まず、絶対に必要になってくることがあります。

 

それは調律!

 

アコースティックのピアノは、1年に1度、調律というメンテナンスが必要です。
これは、多くの方に広く周知されている事実ではないかと思います。

ピアノの中で、音を出しているのは、ピアノ線という針金よりももっと強い線です。
この線を、フェルトでできたハンマーが叩いて、音を出すのです。

 

叩く。金属をたたく・・・・。

たたくと・・・・。

のびる!?

 

当たり前ですね。

 

しかも、この伸びてしまう、ピアノ線(弦)は、バラバラなのです。

とっても黒鍵の多い曲を弾くのあれば、黒鍵の部分の弦が伸びます。
すると、音が、低くなります。

でも、白鍵は、あまり叩かなかったので、弦は伸びてない。

 

高音部を、強く連打する曲をたくさん練習するとして・・・・。
低音部は、あまり演奏する曲じゃなかったから、弦は伸びてない。

 

 

こんな感じで、一言で、ピアノの音が狂ったといっても、
ピアノ線(弦)は、全部同じように音が下がっている、上がっているわけではないのです。

全てのピアノ線(弦)の音程がバラバラになってしまう。
それが、ピアノの音が狂うということなのです。

 

音が狂ってるかどうかなんてわからないし、自分では大丈夫だと思ってるから、
調律なんて必要ないよ!!

 

という方。

 

危険です!!!

 

人は毎日少しずつ変わっていくものに対して、柔軟に対応してしまうことがあります。
家族で想像するとわかりやすいと思います。

 

母の体型が、少しずつ細くなって、ダイエットに成功していたとしても、
お子さんの身長が、少しづつ高くなっていたとしても、

 

1年たてば、あぁ。母は、細くなったな!とか、息子は大きくなった!と
感じるかもしれませんが3ヶ月ぐらいでは、
そこまで大きな変化を感じられないのではないでしょうか。

 

ましてや、ピアノのピッチというとっても繊細な差です。

 

 

なかなか狂っていたとしても、その変化に気がつけないものです。

 

是非、1年に1度の調律を行なってください。

ちなみに、私の家のピアノは、
日にち換算すると、平均4時間は、ハンマーで叩かれてます。

なので、だいたい10ヶ月ぐらいで、弾きづらさや雑音、音の狂いが目立ってきて、
調律師さんにお願いしています。

ぜひ、参考までに・・・・。

 

 

料金は、いくら?

ピアノの調律は、音の狂いを直すだけなら、2時間ぐらいで終了です。
さらに、そこから、ハンマの微調整などなど、調整が入ってくると、
5時間ぐらいかかる場合もあります。

この辺りの時間は、調律師さん次第かと思います。

お値段は、だいたい相場的に、1万円〜2万円ぐらいだと思います。

一年に一回のメンテナンスで、ほぼ一生使えるのですから、安いものです。

 

ピアノ の寿命については、こちらの記事にまとめました。

[blogcard url=”http://marisa.fun/repair_the_piano_ver2/”]

人によって違う?

調律師さんも、人間です。

やはり、好きな音楽の方向性が同じであったり、ものの考え方が理解し合える方に
調整していただくと、とっても素敵なピアノの音になります。

 

多くのピアニストは、自分の専属、ピアノ調律師を抱えています。
JAZZピアニスト:上原ひろみさんのコンサートに行った時、
調律師さんが、舞台に上がって紹介されていました。
彼女の、高速連打や明るい音は、その調律師さんに支えられていたのですね。

 

私も今の、調律師さんに、出会うまで5人の調律師さんにお会いしています。

 

始めて、彼女に調律してもらったピアノを弾いた時、感動で、心が震えました。
みなさんも、素敵な調律師さんに出会えることを、応援しています!!

 

まとめ

ピアノをいつまでも、美しい音で、楽しむために必要な調律。
ステキな調律師さんに会えると、さらに音楽は楽しくなります。

ぜひ、毎年の調律をお願いいたします。

 

 

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