ピアノの弦が切れる原因や理由は?弾き方で寿命や頻度は変わるの?

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ピアノの弦が切れた

ピアノを自宅で練習している時、いきなり、
ピアノの中から、「バン!」という音がしました。

あ〜〜〜・・・。やってしまった。

「弦、切れたな・・・。」

すでに、1度、ピアノの弦を切ったことがあったので、
この音は、切れた時の音だろうというのが、わかります。

銃声のような、すごい音がするので、
1度やったことがある人なら、わかるはず・・・。
かなり、怖い音がします。

 

20年以上経ったピアノ

ピアノ の寿命に関しては、以前、こちらの記事にまとめました。

[blogcard url=” http://marisa.fun/repair_the_piano_ver2/”]

 

20年前から使っている、私の自宅のピアノは、
そろそろ、いろいろな不調が出てきています。

新品のピアノの弦は、切れずらいようですが、
やはり長い年月使っているピアノは、切れやすくなっていくそうです。

 

なんで切れるの??切れる頻度は?

ピアノの弦は、ギターの弦やバイオリンの弦に比べたら、
太くて硬いです。

そんな弦が、なぜ切れるのか?!

金属疲労

まず、一番初めに考えられるのが、
金属疲労だそうです。

ピアノの弦は、建築機械や工作機械などにも利用されている硬鋼線だそうです。
とはいっても、ピアノは、
ピアノ専用のミュージックワイヤーというものを使ってます。

こちらのサイトに、ピアノの弦と硬鋼線の成分比較が掲載されています。
フセハツ工業株式会社

 

金属でできているピアノの弦を、羊の毛でできた
ハンマーでなんどもなんども、叩くので、
だんだんと弱くなってきて、切れる。

”だんだんと”なので、いつ切れるかわからない。というのが、
正直なところだそうです。

 

実は明確な理由はない

今まで、様々な調律師に、なぜ弦が切れるのか
聞いてきたのですが、
どうも、明確な理由はないそうです。

「引っ越しをしたら、いきなり切れるようになった。」とか。

ただ、演奏家の目線で、様々なピアニストに聞くと、
切れる時というのは、脱力できていなくて、
体が力んだ時に、切れることが多いかも・・・?!

という、なんとも感覚的な意見をもらいました。

立って弾くと、切れやすいという意見もあるので、
やはり、力をかけすぎると、切れやすいのかも???

 

切れる頻度は?

これも、人それぞれ。

以前、女性の方のご自宅で、高校生の息子さんが、
ピアノを弾くと弦がすぐ切れる。と、おっしゃっていました。

続いた時は3ヶ月に1回、切れた。とのことだったので、
これは、さすがに、切れすぎ・・・。
ピアノの限界音量を超えるような演奏をしているようでした。

私の家のピアノは、今回切って、前回切ったのが、5年前です。
なので、5年に1本のペース。

それだって、今回は、前回切った弦とは、違う弦が切れました。

なので、私の感覚では、
ピアノの弦は滅多に切れない。という印象です。

 

周りに聞いても、1年に1本切れると、言った人は、いなかったので、
そうそう、切れるものでもないようですね。

もし、頻繁に、同じ弦を切るようでしたら、何か理由があるかも・・・・・。

 

弦の張り替え後のメンテナンス

弦の張り替えは、調律師さんにお願いするのが、一般的だと思います。

切れたら、すぐに連絡しましょう。

他の弦が切れるかも・・・。

ピアノ の弦は、多くが、
3本の弦が1セットで、1つの音を奏でています。

3本の弦に対して、1つのハンマー。1つの音です。

 

もし、3本のうち、1本が切れると、
3本で支えていたものが、2本になってしまいます。

すると、2本にかかる負担が大きくなります。

そのまま、演奏し続けていると、
2本のうち、1本がまた、切れたりするそうです。

すぐに張り替えをしてあげてください。

 

張り替えた後は音が安定しない

めでたく、弦の張り替えが終わっても、
1週間ぐらいすると、音が狂ってきます。

というのも、弦は、ピアノに張られてからも、
伸び縮みしていて、
張った直後は、ピンと張れて、綺麗な音を出せていても、
だんだんと、伸びてきてしまって、
音が、どんどん下がってしまいます。

調律師さんは、そこも考慮してくれているので、
音の狂いが気になってきたら、
連絡をすると、
調律しに来てくれると思います。

 

まとめ

ピアノ の弦は、滅多に切れるものでもないですが、
やはり、いつかは、どこかの音で切れてしまうもの。

焦らず、調律師に連絡して、弦の張り替えをします。

しかし、もし、頻繁に弦を切ってしまうことが続いた場合は、
弾き方にも、なにか理由があるかも・・・。
検討してみてください。

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