それでは、前回に引き続き、根木マリサ音楽物語の山から下山以降に
進んでいきたいと思います。
いやいや、前を読んでないよ!という方はこちら。

2回目の就職
人生2回目の就職を決意します。
JAZZを習いながら、そのレッスン費用と、コンサートを聴きにいくためのお金を稼がなくてはなりません。
まずは、バイトからスタートです。
・音楽教室の事務
・塾の講師
二つのバイトをしながら、正社員で働ける場所をさがしました。
同時に、JAZZのバンドを一緒にやってくれそうな仲間も探しました。
本当に、世の中甘くない!!!
正社員で働ける場所は、ま〜〜〜〜〜〜〜ったく、見つかりませんでした。笑
またもや、ご多幸をたくさん願われ、正社員での就職は、ついに諦めます。
でも、音楽業界に戻りたいということだけは、決まっていたので、
楽器店でのバイトを始めました。
(本当に、拾っていただいて、ありがとうございました。)
そんなバイトを1年やっているうちに、JAZZピアノの方も弾けるようになってきました。
ピアノの演奏技術もなんとなく、復活してきたかな〜〜・・・・と、思ったところで、楽器店所属の、ピアノの講師試験の受験を決意します。
島村楽器のピアノ講師
ピアノの講師試験に合格したので、島村楽器のピアノ講師になりました。
柏の葉キャンパスにある「島村楽器」さんにて、小さいお子様や大人のピアノの生徒さんのレッスンをさせていただきました。平日と日曜日の、3日間だけピアノの先生として働いていました。
日曜日は、朝10時〜夜21:00まで、途中に、30分の休憩があるだけで、15人以上の生徒さんを見させていただきました。本当に、ありがたかったです。レッスンなんてやったことなかったので、初めは大変でした
でも、その時から思っていました。
子供のピアノレッスンって、悲しい気持ちになる・・・。
ピアノの先生=お子様のピアノレッスン
という、イメージがあるかと思います。私も、年間、50人ぐらいレッスン生がいらっしゃって、90%は、お子様の生徒さんでした。
お子様にとって、ピアノはやりたい習い事ではない可能性があります。
親御さんから勧められたから。友達がやっているから。そういう、他者からの影響で、ピアノを始めているお子様がほとんどです。そうなると、本人は、あまりピアノが楽しくなさそう・・・。
逆に、大人の生徒さんは、憧れのピアノレッスン!やりたくて来ています!練習する時間はあまり取れないかもしれないけれどピアノが好きです!という方ばかりでした。
この頃から、私は、ピアノが好きな方と、一緒に生きていきたいな。と思うようになります。
そんなことを、思わせてくれた貴重な楽器店所属の先生時代でした。
ライブをやってみよう!
さてレッスン業務も安定してきた頃から、JAZZライブの開催を決意します。
地元でお世話になっているお店で、まずは投げ銭ライブから!
(本当に、企画・開催させていただき、ありがとうございました。)

懐かしい・・・・。
これは、すでに、2年目のライブかな。
こうして、JAZZライブとコンサート企画が始まったのです。
トワイライト音楽祭・ママコン・CD制作
2013年からは、トワイライト音楽祭の音楽家プロデュース
2014年からは、小さいお子様を持つママのためのコンサート【ママコン】企画に関わらせていただき、定期的な演奏活動が、スタートしました。


イベント会社さんや、学校などでの、JAZZ公演なども増えていきました。
演奏よりも、トークが上手なピアニストということで、お仕事をいただけるようになってきました。
微妙な気持ちになりつつも、練習を・・・。
確かに、この頃は、まだまだピアノが下手くそで・・・。本当に、申し訳ございませんでした。
でも、勢いはあったはず!

ケーナ奏者:渡辺大輔さんとは、2017年ごろからご一緒させていただくようになり、伴奏ピアニストとしてお声がけいただくようになりました。
懐かしいですね

ライブが増えてくると、商品も必要になってきます。
2016年「Elegance」、2018年「Memory」、2019年「For You」を発売しました。半分以上がオリジナル曲で構成されたアルバムをこの短期間で完成させるということは、音楽家として、かなり早いスピードでした



先生を辞めてオランダに行く!
ライブ活動と自宅でのピアノレッスンで、なんとか、生活ができるようになってきた、2017年ごろ。ついに、兼ねてからの夢だった、大好きなピアニストに会いに行くことにします。
オランダに滞在したいため、島村楽器のピアノの先生は、辞めさせていただきました。
この頃から、すでに、オンラインレッスンを取り入れており、希望する生徒さんは、オンラインレッスンをさせていただいて、お仕事を辞めずに、オランダへ渡欧!!この当時はまだ、オンラインレッスンは一般的ではありませんでした
オランダアムステルダム音楽院JAZZ科教授:Karel Boehlee先生


憧れのKarel先生の生演奏が聴きたくて、そして、レッスンを受けてみたくて、ヨーロッパへ渡りました。
今、考えても、すんごいご縁・・・。(本当に、拾ってくれてありがとうございます!!)
憧れが強すぎて、最初はもう、一言も喋れなかったことを覚えています。笑
優しい音色、緊張感のあるアドリブ。全てが素晴らしくて、私はこの人みたいになりたい!と、心から思いました。
こちらの演奏ですが、実はこのスタジオは、私もついて行ったスタジオなのです。笑
後ろの方に、私もいます。本当に、素晴らしかった。終始、号泣していました。 ← 変な日本人
400名集めてみよう!
オランダとの行き来をするようになり、自信もついてきた、根木マリサのアーティスト活動は、大きな節目を迎えます。
2019年12月15日に、つくばカピオホールにて自主企画公演を開催いたしました。
今、見ても、このチラシ、よくできていますねぇ〜
当時、つくば市のケーブルテレビにてJAZZ番組を担当させていただいた時に、関わった方に作っていただいたチラシです。
もはや、この当時の私は、どこを目指しているのでしょうか・・・。綺麗系ピアニスト?ですかね?
猫を何重にも被って、必死に、綺麗なピアノが弾きたくて、頑張っていたころ?!だと思います。

コロナ禍が始まる
2019年12月15日のコンサートが終わり、その興奮も冷めやらぬままに、2020年もコンサート企画が、たくさんありました。しかし、そう。2020年はコロナが始まる年なのです。
2020年1月末に企画されていたコンサートから、一気に、コンサートとレッスンが、キャンセルになりました。
この時代を生きた、全ての人の人生が、一気に変わった瞬間でしたよね。本当に歴史を目撃してしまった。という感じだと思います。
仕事がない・・・・・。さて、どうする!!?
ということで、今回は、ここまで。
ここで、大きな人生の転換期がやってくるのでした!!!!次のお話は、こちら