ピアノの楽譜が複雑で難しい?簡単に弾けるコツや方法

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ピアノのお悩み:楽譜が難しくて弾けません

高校3年生の生徒さん
生徒:「先生、もう、この曲どんだけ練習しても、弾けるようになりません」

 

私:「そぉねぇ〜。この曲難しいよね。」

 

高校3年生の生徒さん
生徒:「でも、弾きたいです!」

 

私:「うん!じゃ、奥の手使うか!」

 

高校3年生の生徒さん
生徒:「え??!そんなのあるなら、もっと早く教えてくださいよ〜〜〜!(泣)」

 

その音符、弾く必要ある?

こんなこと書いたら、きっと、たくさんのピアノの先生方から、怒られそう・・・。
と、思っているのですが、一つのアイディアとして、受け止めていただければと思います。

 

 

楽譜の音符、全部弾く必要、ありません

私:「あぁ〜〜〜言ってしまった・・・・。」

 

生徒:「え?!先生、楽譜に書いてあることは、
全部大切と言っていたではないですか!!!」

 

私:「そうなの。
でも、自分が今の技術では演奏できないと思ったときは、
優先度の低い音符の演奏はしません!!!」

 

生徒:「えええええ〜〜〜!
先生もやってるんですか?!(じと〜〜〜〜)」

 

私:「先生は、プロなので、やりません!!!(焦・・・)」

 

裏拍の音符は、削っていい??

例えば、ここの左手。

テンポにもよりますが、これ、結構難しいです。

この場合は、緑のラインマーカーをしている部分は、
裏拍になります。

*裏拍については、いずれまた・・・。

 

この緑のラインマーカーをしている部分は、演奏してもしなくても、
あまり、全体に大きな影響を与えません。

もちろん、楽譜に書いてあることは、すべて演奏するべきです。
でも、どうしても弾けない!でも弾きたい!!という場合は、
裏拍の音符を削っていくと、
スッキリして弾きやすくなります。

 

そもそも裏拍っていうぐらいなので、表の拍に対する影のような存在。
裏拍の音符は、もともと大きな音では演奏しないことが多いのです。

*音楽のジャンルによります

その音符、速く弾く必要ある?

あ〜〜〜これも、怒られそうなネタです。

速い音符は、遅く弾けばいい

例えば、この楽譜。

 

これは、相当速いし、難しい。

ならば、遅く弾く。rit.(だんだんゆっくり)をすればよい!
今回は、特に、クレッシェンド(音を徐々に大きくする記号<)がついています。

ちょっと重めに、ちょっとずつ重たいものが、止まるような・・・
電車が停車駅に着くときに、ちょっとゆっくりになるかのような・・・
そんな感じで演奏できる場所です。

速いスピードで駆け抜けて、ミスをして失敗し、止まってしまうぐらいなら、
ちょっと、ブレーキを踏んで、ゆっくり重く、大きく演奏してもよいと思います。

 

まとめ

楽譜通りに演奏できることに越したことはないけれど、
今、弾いてみたい!!!という曲があるならば、
ちょっと奥の手使いながら、
音を削って、速い音符をゆっくりにして、演奏してみてください。

 

私:「どぉ?かなりスッキリしたし、弾きやすくなったんじゃない?

生徒:「いや〜もう少し削れませんか?

私:「これ以上やると、ダサくなるよ?」

生徒:「・・・・・。これで、練習してきます!」

 

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