手が小さいから、オクターブが弾けない!は、ウソ・・・?!
高校2年生の生徒さんからの質問です。
生徒:「オクターブ、届きません!」
私:「え????!いやいや、私より手大きいでしょ。」
生徒:「手が痛くなって、途中でミスタッチが増えます。」
私;「ふむ・・・。それはね、手首が上がってるからだよ。」
生徒:「は・・・・!?」
手が小さいと、ピアノに不利?!
本当に、あなたの手は、小さいのか?
手が小さいと、ピアノに不利?!というのは、
多くの人が、抱いている悩みなのかなぁ〜と思います。
私の手なんて、リストや、ラフマニノフに比べてたら、本当に小さい。
でも、だいたい、「私の手、小さいんです」という、中学生以上の方は、
私より手が大きいので、まずは、何センチか計ってから、手が小さいって言ってください!
オクターブを演奏するためには、何センチ必要?
手が小さい、小さいと、皆さんおっしゃいますが、
果たして、オクターブを演奏するためには、何センチの手が必要なのでしょうか???
先ほどの紙を鍵盤へ。
定規で計ってみると、
だいたい15センチあれば、オクターブは弾けそう。
実際は、鍵盤の下がる距離と、手を広げる動作によって、誤差はありそうですが・・・。
”手が開くか”というのは、一つの技術
手が小さいならば、手を開けばいい!!!
私の手は、最大で、18センチまで開きます。
なので、オクターブは、余裕で届きます。
実際の曲の中では使えませんが、オクターブ以上も弾けます。
10度の曲は、さすがに弾けないのですが、オクターブなら、問題なく演奏できます。
手が小さいことで、不利か?と言われると、
確かに、弾けない曲は存在するのですが、不利っていうほど、
困ることはないかなという感じです。
リストも弾けますしね。
大きい手を持っているのに、弾けない理由
手首の高さ、考えたことありますか?
さて、私よりも、手が大きいはずの生徒さん、
なぜ、オクターブの演奏が、ツライのか?!と、いうと、こうなってるから。
私でさえも、こんな感じで、オクターブが届かなくなってしまいます。
横からみるとこんな感じ。
そう!手首が上がっている!!!
本人は、気づいていない・・・。
生徒:「え〜〜こんな感じで、演奏してないですよ〜〜!」
私:「いやいや、ここまでヒドくないかもしてないけど、こっち系でしょ!」
生徒:「え・・・。(演奏する・・・。🎵)」
私:「ほら!上がってるじゃん!」
生徒:「が〜〜〜〜ん・・・・。」
まとめ
手が小さいから、オクターブが届かない。
もし、手を開いて、親指と小指の先端までの距離が、15センチ以上無ければ、
まだ、オクターブを演奏するには、成長が足りないのかもしれません。
でも、それ以上の距離、指が開くのに、オクターブが演奏できない。
ツライ!場合は、きっと、手の使い方に原因があるのだと思います。
ぜひ、参考にしてみてください。