今回は、発表会をもっと盛り上げたい!というピアノの先生方に向けて、私の教室で行っている発表会の方法を、ご紹介したいと思います。
発表会=テスト!?
生徒さんにとって、発表会のイメージってどんな感じなんでしょうか?
やり直しがきかない
一人っきりでどうにかしなきゃいけない
お母さんお父さんが、不安そうに見守ってる
この感じ、多くの方が、学生時代に経験しているんですよね・・・。
それは、「テスト!!」
さらに、経験のある方だと、「入学試験!!」
そりゃ、「テスト=発表会」になってたら、出たくないという方も、
たくさんいるよね・・・。楽しい気分にならないよね・・・。と、思いました。
発表会=〇〇だったら?!
では、どんな発表会だと、行きたくなるでしょうか・・・?
1. 発表会=笑顔になれる場所だったら?
名前を呼ばれて、ステージに上がり、お辞儀をして演奏する。
この間、「し〜〜ん」としているから、テストみたいなのではないか?と思いました。
発表会も、テレビのバラエティ番組や音楽番組のように、司会者がにぎやかに、進めていけば、会場から笑いもおこり、笑顔でみんなが過ごせる場所となります。
お母さん・お父さんが不安そうに見つめる顔ばかりでは、演奏する本人も不安になりますし・・・・。
2. 発表会=やり直しができるなら?!
発表会は、一度ステージに立ったら、一曲弾ききって、おしまいということが多いです。
でも、もし、二回ステージに立てるなら???
教室では、生徒さんに10分以内の曲を2個、用意することを
伝えています。
生徒さんは、まず、1度ステージに立って、余裕で弾けるような
簡単な曲を弾きます。
その後、何人か演奏を聞いたあと、
もう一度、ステージに立って、もう一曲演奏します。
希望者には、同じ曲を2回、演奏してもらっています。
やり直しがきく発表会ということで、好評をいただいております。
3. 発表会=共演者に助けてもらえる場だったら?
ピアノだって、アンサンブル(合奏)ができる楽器です。
発表会の時だけは、先生とのピアノ連弾を企画してみたり、
お母さん・お兄ちゃんとのピアノ連弾を企画してみたり。
私のお教室では、プロのベーシストとドラマーが、
サポートに入ります。
テンポが早くなっちゃったりしても大丈夫!
共演者がテンポをキープしてくれます。
笑顔を返してくれる共演者がいます。
一人で頑張らなくて、大丈夫です。
前年度、合奏という新しい経験をした生徒さんは、次回も、やりたい!と、
今年の発表会も楽しみにしているようでした。
終わりに
いかがでしょうか?
「ピアノの発表会に出たくない!」という生徒さんを抱える先生に、すこしでも、何か、参考になれば、嬉しいです。
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