私がオランダへ行く理由
2016年から、期間にばらつきはあるものの、毎年オランダに滞在しています。毎年毎年、なんで、あの人、オランダ行ってるんだろう?!
遊んでばっかりいて・・・。
という声がちらほら聞こえてきそうですが、今日は、私がなぜ、オランダに行くのか。そして、会いに行っている先生はいったい、どんな人なのか!?
ご紹介したいと思います。
ヨーロピアンジャズトリオ(European Jazz Trio)
私が、カレル・ボエリーというアーティストに出会ったのは、「ノルウェイの森」という1枚のCDでした。
このCDで演奏しているピアニストが、カレル・ボエリーというピアニストなのです。バンドは、ヨーロピアンジャズトリオ。
カレル・ボエリーは、ヨーロピアンジャズトリオの初代ピアニストです。
まさに、美しいという言葉が、そのままぴったり当てはまる、ジャズでした。
こちらも、ご参考までに・・・・。
初めて聴いた時は、衝撃でした。
なにこれ!?ジャズなの?それともクラシック?
綺麗・・・・。
ちょうど、私が、「ノルウェイの森」に出会った頃、同時に聴いていたのは、オスカー・ピーターソン、ウィントン・ケリーなどの、王道アメリカジャズでした。
ヨーロピアンジャズトリオとは、よく命名したもので、その響きは、クラシックのようでもあり、リズムからはジャズが感じられる、私にとっては、まさに、新天地でした。
トゥーツシールマンス(“Toots” Thielemans)の伴奏者として
ジャズハーモニカ奏者として知られる、伝説のアーティスト”トゥーツシールマンス(“Toots” Thielemans)”。
彼は、ベルギー出身のアーティストでした。
そんな、トゥーツシールマンスとのヨーロッパツアーや晩年のツアーには、必ずと行っていいほど、カレル・ボエリーが伴奏者として付き添っています。
さて、どうやったらカレル・ボエリーの生演奏を聞けるか?!
こうして、様々な情報が集まった2015年。
トゥーツ・シールマンンスのツアーが日本に来ることを心待ちにしていました。早く、生演奏が聞きたい!
そんなことを思っていた矢先、2016年8月22日に、トゥーツシールマンスが享年94歳にて逝去しています。
ツアーを心待ちにすることは、不可能となってしまいました。
ならば、こちらから会いに行くしかない!!!
ということで、様々な手段(これはまた後ほど・・・。)を使って、コンタクトを取り(いや、そんなに大げさなことはしていないのだけれど・・・。)
オランダへ渡りました。
大好きな音楽をずーっと聴いていられる幸せ
カレル・ボエリーは、今、ヨーロッパツアーのみを行うアーティストです。
それも、すごく近場のみ。
オランダ、ベルギー、ドイツまでしか行かないと決めているそうです。
つまり、家から、車で4時間圏内ですね。
さらには、アムステルダム音楽院にてジャズを教える教授でもあります。
そんな私が、彼の家に遊びに行くと、まず、スタジオに入って、彼の最新作をとにかく、何度も聞かせてもらいます。
それ、レッスンなの??と、聞かれますが、私にとっては最も最高な時間です。大好きなアーティストの最新作、または、世の中に出ないかもしれないライブ音源・・・・。
とにかく、ずーっと聴いて、聴いて聴いて、聞き終わったあと、初めてこの曲はどんなアレンジになってるのか?など、教えてもらったりするわけです。
幸せなひとときです。
カレル・ボエリー(Karel Boehlee)というアーティストのような、美しいサウンドを求めて、今後も勉強していきたいと思います。