セッションの定番曲
ジャズのセッションで、
定番中の定番といえば、「ブルース」
「困ったらブルース」と言われるぐらい、
セッションでは定番中の定番。
なので、このページをご覧の方は、
ブルースを1曲演奏できる。
もしくは、今、まさにブルースを練習し始めるけれど、
どんな曲から手をつけたらいいかわからない!
という方かな?と思います。
今日は、ジャズ初心者にオススメの「ブルース」ベスト3を、
ご紹介します。
「ブルース」とは形式のこと
ブルース、ブルースが簡単だ!などと、
言われているのですが、
ブルースとはなんなのか??!
歴史的ななりたいのことはさておきまして、
ブルースというのは、
音楽の1つの形式のことを言います。
音楽の形式ってどういうこと?
日本にも、「俳句」と言う文化があります。
この「俳句」には、ルールがありますよね?
「季語」を入れて、「五・七・五」で言葉を組み合わせるという
ルールがあります。
これと同じような感じで、
「ブルース」とは、
12小節でテーマが作られている曲です。
そして、コードの進行が、決まっています。
《C-Key》の場合
どんなメロディーがついたとしても、
ブルースの場合は、
コードの進行が、ここから大きく外れることはありません。
コードの順番が、ブルース進行になっている曲
これに当てはまる曲は、全てブルースとなります。
「ブルース」代表的な曲とは?
ジャズのセッションで演奏されるブルースの中には、
代表曲があります。
よく演奏される曲、ベスト3をご紹介します。
Now’s The Time
チャーリー・パーカーという
伝説のサックスプレイヤーが作った曲です。
オリジナルは、F-Keyなので、
そのまま、F-Keyで演奏することが普通です。
メロディーは比較的簡単です。
ドファファソド・ファファソド・ファファソドファ〜」
テーマの特徴
ポイントは、
テーマの途中で出てくる
キメを知っていて、反応できるかどうか。
このピンクの丸のところで、
みんなでリズムを合わせるか、合わせないかが、
その時々のメンバーによって、変わります。
Bag’s Groove
ビブラフォン奏者のミルト・ジャクソンが
作曲した曲。
こちらも、F-Keyのブルースです。
有名なのは、マイルス・ディヴィスが参加したこのCD
おそらく、多くのジャズ学習者が聞き、
そして、多くのジャズを教える先生が
オススメするCDだと思います。
それぐらい、もはや、
ジャズ学習者の基本となっているCD。
メロディーも簡単です。
シーラファラーファミ・ファーミ
これを、3回繰り返すと、
テーマになります。
テーマの特徴
この曲を練習するときに、
便利なことが、1つあります。
それは、この曲のメロディー自体が、
ブルーノートをたくさん使っていること。
ジャズっぽい即興をするための必須音。
「ブルーノート」
*詳しくは、別記事にします。
F-keyの場合は、
ラ♭、シ、ミ♭となります。
覚えるのも難しい「ブルーノート」
この曲を練習するだけで、覚えることができます!!
このピンクで囲ったところは、すべて、
ブルーノート。
簡単に、ブルーノートの音を
練習することができるんです。
便利な曲です。
C-Jam
最後は、C-keyのブルースです。
作曲したのは、ジャズの巨匠:デューク・エリントン。
テーマの特徴
このブルースは、音楽史上最も
簡単なテーマでできた曲かもしれません。
テーマを演奏するために必要な指は、なんと、1本!
人差し指だけで、演奏することが可能です。
詳しくは、こちらの記事にて。
[blogcard url=”http://marisa.fun/jazz-easy-song/”]
まとめ
ジャズのセッションに行く前に、
どのブルースを練習しようか、迷ったら、
ぜひ、こちらのベスト3の中から選んでみてください。