幼少期に歌う”うた”は大切
「3つ児の魂100まで」ということわざがありますが、
小さい頃に歌ったうた、聞いた歌というのは、
その後の人生において大きな影響を与えます。
みんなで同じ歌を歌った経験。
音やリズムを合わせたことがある経験というのは、
幼い時に体験したいものです。
大人になった時に、
隣の人と、テンポ・リズムを合わせることができることにも、
繋がるように思います。
みんなで同じ歌を歌うことは、
お子さんたちにとって大きな影響を与えること
になるのだと思います。
今回は、私が、園歌がなぜ必要なのか、
そして、作る時に大切にだと思うことをまとめてみました。
実際に作った「園歌」は、
保育園で歌う歌(めだかの学校・クリスマスソング)とともに、
1枚のCDにまとめました。
幼稚園・保育園にも校歌が必要な理由
幼稚園や、保育園には、
園のための歌=「園歌」が無いところも多いようです。
「園歌」という言葉に馴染みがないかもしれませんが、
小学校や中学校にある「校歌」のことです。
「メリハリ」と「団結力」が生まれる
幼稚園・保育園では、朝の歌や、ご飯のうた、入園式・卒園式、
様々な場面で歌を歌うことが多いと思います。
朝、歌をうたうのは、1日の始まりとしての
区切りをつけるため。
大きな声を出して元気に1日を始めるためだと思います。
歌は、気分や時間を
区切っていくことができる!!!
メリハリを生むことに、一役買っていると思います。
入園式・卒園式などのイベントでは、
うたを歌うことで、
園児、一人一人が、
みんなと一緒であるという団結力を感じることができます。
独自に作った「園歌」の良いところ
オリジナルの「園歌」は、
その幼稚園・保育園のメンバーしか知らない歌として、
「団結力」を感じやすい歌になります。
さらに、イベントのような大切な時に歌うことによって、
小さい子でも
「あ、この歌を歌う時は大切な時なんだな」と、
その「園歌」を思い出として、長く愛してもらえるようになります。
作曲する時に大切にすること
茨城県に新設された「ほうとく保育園」の演歌を作った時に大切にしたことは、
言葉の選び方と、リズム感でした。
大切な理由をご紹介したいと思います。
言葉を覚える時だからこそ大切なこと
幼稚園・保育園に、通っているお子さんたちは、
まさに、今、日本語を覚えている途中だと思います。
そんな時期には、
歌を通して、歌から言葉を覚えていくことは、
とても大切な勉強となります。
そんな時期だからこそ、
気分が明るくなるような言葉を
たくさん覚えていってほしいものです。
オリジナルの園歌を作る場合は、
幼稚園・保育園で、
大切にしている言葉を使って
歌を作っていくことを大切にしています。
小さいお子様のために
保育園には、小さいお子様もたくさん
通っています。
「もぐもぐ」や、「ピッピッピ」など、
すぐに歌える擬音語を使うことで、
小さいお子様でもすぐに歌えるように気を配ります。
ワクワクするリズムを大切に
お子さんたちが、
ワクワクするリズム・テンポというものがあります。
多くのお子様用の歌や楽曲に使われている
リズム・テンポを使うことで、
覚えにくい、ノリにくい、歌いづらいと
いう状況を無くすように作曲しています。
実際、「ほうとく保育園」様では、
「音楽を聴いたらすぐに
子供達が踊りながら歌いましたよ〜」
という、感想をいただきました。
まとめ
幼稚園・保育園の「園歌」をオリジナルで作ることは、
お子様たちにとっても、とっても意味のあることです。
もし、まだ、幼稚園・保育園に「園歌」がない場合は、
ぜひ、なにか歌を作ることをオススメします。