ラグタイムの特徴
ラグタイムは、「Ragtime」と書きます。
特徴的なのは、これ。
右手のシンコペーションというリズムと、
左手の「ズン・チャ」という音の形が、
ラグタイムの特徴です。
シンコペーションのリズムとは?
我々は、よく、略して、「シンコペ」と呼んでいますが、
結構、音楽初心者には難しいリズムが、「シンコペーション」です。
でも、だいたい、かっこいい曲には、入ってるリズム・・・。
マスターしたいところです。
シンコペーションで調べると、Wikipediaさんが、こんな風に教えてくれます。
西洋音楽において、拍節の強拍と弱拍のパターンを変えて独特の効果をもたらすことを言う。
主に、弱拍の音符を次の小節の強拍の音符とタイで結ぶ・・・①
強拍を休止させる・・・②
弱拍にアクセントを置く・・・③
の3つの方法がある。
は・・・・?!
何言ってるのこれ・・・・?!
①”弱拍の音符を次の小節の強拍の音符とタイで結ぶ”とは?
つまりこういうこと。
これは、アナと雪の女王「Let It Go」の楽譜です。
あり「の」「ー」のところに、タイがかかっています。
マユゲみたいな線のことです。
すると、マユゲで繋がった、後ろの音は、弾きません。
「の」を伸ばしっぱなしにします。
すると、1拍目の音が消えます。
ピンクの「1」のところは、
ありの「ー」の、伸ばす棒のところになります。
これが、1拍目の音が消えた状態です。
ちなみに、1拍目は強拍です。
強拍の音が消えた状態=シンコペーション
の種類の一つです。
②”強拍を休止させる”とは?
先ほどの楽譜をもう一度見ます。
タイで結ばれた、「の」「ー」は、「ー」の時、
音が伸びてしまっています。
これを、休止と考えることもできます。
強拍に音がないわけですから・・・。
③弱拍にアクセントを置く
強拍と弱拍の細かい説明は、今回はしません。
「ありのー」という歌詞を歌うとき、
もっとも盛り上がるのは、「の」の場所ではないでしょうか?
これが弱拍にアクセントがある状態。
ピンクの数字が書いてある場所は、強拍です。
なので、本当なら、強拍が大きな音で演奏するはず。
でも「ありのー」は「の」が一番大きくなる。
これだと、ピンクの数字が書いてある場所ではないですよね?
ということで、これは弱拍が強い音で演奏する場所。
シンコペーションを見分ける音の形
弱拍か、強拍か考えるより先に、
シンコペーションのリズムの形を覚えてしまいましょう。
シンコペーションの形・・・1
シンコペーションの形・・・2
これら以外は、タイが付いているのでわかりやすいと思います。
メイプルリーフラグのシンコペーション
ラグタイムの祖ともいうべき楽曲が、
「メープル・リーフ・ラグ」
当時、とっても流行ったようです。
この楽曲が、流行ったから、
多くのミュージシャンがラグタイムを作るようになったとも言われています。
さて、シンコペーションを探してみます。
こちらもそうです。
このシンコペーションが、曲の最初から、最後まで、
たくさん、使われています。
まとめ
シンコペーションが特徴的とされる、ラグタイム。
ぜひ、シンコペーションについての理解を深めて、
聞いてみたいですね。