【3月3日放送の関ジャム】「アドリブ演奏って何してる?」をジャズ目線で解説!

目次

アドリブとは?

ラテン語の「ad libitum」の略。
「自由に」を意味する音楽用語となります。

音楽において、「自由に」というのはどう言う意味なのか???

最低限のルールを守った上で、
自由にメロディーとリズムを作ることを、
「自由に演奏する」と、定義しています。

 

最低限のルールとは??

アドリブにおける最低限のルールとは、
その曲を始めた、拍子とテンポは守って演奏しています。
コード進行を守る場合も多いです。

これら、「拍子&テンポ&コード進行」を、
全て、無視。
自由に演奏する場合は、”フリージャズ”という分類や、
“即興演奏”という分類になります。

 

つまり、『アドリブ=メロディーが自由』と、
考えていただければ、いいかな〜と思います。

 

アドリブ=会話

メロディーが自由と言われても、どうやって、
そのメロディーを生み出しているのか、不思議ですよね。

『アドリブ=会話』みたいなものなのです。

音を使った会話。

 

たとえば、初めて会う人と会話をする場合、
まず、当たり障りのない”出身地”とか”趣味”とか、
話題に登りますよね。

 

それが、コードの進行通りに演奏する
アドリブの感じです。

 

友人と会話をする時は、もっと突っ込んだ話をしますよね。
最近の恋愛や、仕事の愚痴などなど・・・。
すると、だんだん、会話も長くなりませんか??
アドリブも同じです。
コードからちょっと外れたような、メロディーを演奏してみたり、
なが〜〜〜〜い、アドリブを演奏したり、
会話の内容が濃くなります。

 

また、ピアノのアドリブ中、
メロディーに寄り添った、ドラムのリズムパターンを演奏することもあるし、
寄り添わないこともあります。

そんな、寄り添うか寄り添わないかによっても、
アドリブの盛り上がり方は、変わっていきます。

 

ジャズのアドリブは形式が決まっている

今回、【関ジャム】の番組内でも、話題に上がっていましたが、
アドリブの場合は、形式が決まっています。

 

「テーマ」→「アドリブ」→「テーマ」

これが、一応、大枠となります。

 

「テーマ」というのは、曲の題名を言った時に連想される、
メロディーラインのことです。

例えば、「カエルの歌」と言ったら、だいたいのメロディーラインを歌えますよね?
それを、テーマと言います。

 

「テーマ」の後、「アドリブ」は、
サックスの人がいれば、サックスから初めてもいいし、
ピアノから、行ってもいいです。
でも、その時は、「カエルの歌」のメインメロディーはもう、
演奏しません。

自分なりの、「カエル」を表現して演奏します。

 

そして、「アドリブ」のあとは、
ほぼ必ず「テーマ」に戻ります!!

 

もう一度、今日、話していた内容。
話題の中心に戻る感じですかね。

 

これが大枠となります。

 

まとめ

「アドリブ=即興演奏」に
挑戦、そして、聞いて楽しめる方が増えたらいいな〜と思います。
その場でしか生まれない、会話の面白さ。
それが、アドリブの面白さです。

ぜひ、ライブにてお楽しみください。

 

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