アドリブとは?
ラテン語の「ad libitum」の略。
「自由に」を意味する音楽用語となります。
音楽において、「自由に」というのはどう言う意味なのか???
最低限のルールを守った上で、
自由にメロディーとリズムを作ることを、
「自由に演奏する」と、定義しています。
最低限のルールとは??
アドリブにおける最低限のルールとは、
その曲を始めた、拍子とテンポは守って演奏しています。
コード進行を守る場合も多いです。
これら、「拍子&テンポ&コード進行」を、
全て、無視。
自由に演奏する場合は、”フリージャズ”という分類や、
“即興演奏”という分類になります。
つまり、『アドリブ=メロディーが自由』と、
考えていただければ、いいかな〜と思います。
アドリブ=会話
メロディーが自由と言われても、どうやって、
そのメロディーを生み出しているのか、不思議ですよね。
『アドリブ=会話』みたいなものなのです。
音を使った会話。
たとえば、初めて会う人と会話をする場合、
まず、当たり障りのない”出身地”とか”趣味”とか、
話題に登りますよね。
それが、コードの進行通りに演奏する
アドリブの感じです。
友人と会話をする時は、もっと突っ込んだ話をしますよね。
最近の恋愛や、仕事の愚痴などなど・・・。
すると、だんだん、会話も長くなりませんか??
アドリブも同じです。
コードからちょっと外れたような、メロディーを演奏してみたり、
なが〜〜〜〜い、アドリブを演奏したり、
会話の内容が濃くなります。
また、ピアノのアドリブ中、
メロディーに寄り添った、ドラムのリズムパターンを演奏することもあるし、
寄り添わないこともあります。
そんな、寄り添うか寄り添わないかによっても、
アドリブの盛り上がり方は、変わっていきます。
ジャズのアドリブは形式が決まっている
今回、【関ジャム】の番組内でも、話題に上がっていましたが、
アドリブの場合は、形式が決まっています。
これが、一応、大枠となります。
「テーマ」というのは、曲の題名を言った時に連想される、
メロディーラインのことです。
例えば、「カエルの歌」と言ったら、だいたいのメロディーラインを歌えますよね?
それを、テーマと言います。
「テーマ」の後、「アドリブ」は、
サックスの人がいれば、サックスから初めてもいいし、
ピアノから、行ってもいいです。
でも、その時は、「カエルの歌」のメインメロディーはもう、
演奏しません。
自分なりの、「カエル」を表現して演奏します。
そして、「アドリブ」のあとは、
ほぼ必ず「テーマ」に戻ります!!
もう一度、今日、話していた内容。
話題の中心に戻る感じですかね。
これが大枠となります。
まとめ
「アドリブ=即興演奏」に
挑戦、そして、聞いて楽しめる方が増えたらいいな〜と思います。
その場でしか生まれない、会話の面白さ。
それが、アドリブの面白さです。
ぜひ、ライブにてお楽しみください。