BLUE GIANT SUPREME 7巻
2019年2月28日に発売された、「Blue Giant Supreme 7巻」
すでに読まれた方も、まだ、これから読む方も、
今回はマンガの中で、取り上げられた曲をご紹介したいと思います。
簡単なあらすじ
オランダの小さな町で、初めて開催されるジャズフェスの
オープニング・アクトをつとめることになった
主人公:宮本大とバンドメンバーたち。
素人の主催者達と、初めて人前で演奏する少年達。
ビジネスとして出演するレジェンドなど、
様々な思いを持つミュージシャンたちが、
集まってきていました。
観客の集まりは、いまひとつ・・・。
そんな中にあっても、
宮本大たちは、本気の全力のプレイを見せつけ、
観客を沸かせます。
彼らの本気のプレイに触発されたのが、
ビジネスとして出演していた、大御所ベーシスト。
彼は、宮本たちの熱気あるプレイに感動し、
最後のアンコールで、
宮本たちを、自分たちの舞台に招き入れます。
アンコールの曲は何??
大御所が演奏するステージのアンコールに呼ばれて、
演奏をしに行く主人公たちのバンドメンバー。
さて??
アンコールに呼ばれたら、演奏する曲が問題になります!!
普段やったことのないメンバーとの
突然のセッション(一緒に演奏すること)の場合は、
ジャズのスタンダードナンバー、
よく演奏される曲の中から、選ぶのが一般的。
さて、何の曲がコールされるのか??
「インビテーション」か〜〜〜〜〜!!!!
さらに、キー「E」!!!!?
激ムズですよ!大御所!
普通この曲を弾く時は、キーは、
「C minor(E♭ Major)」で、フラットが3つ。
キー「E」ってことは、シャープが4つ。
まぁ、別に弾けるだろうけど、
初めてのヨーロッパフェス出演。
初めての大御所とのセッション。
そこで、緊張せずに、「インビテーション・キー”E”」を弾く・・・。
想像しただけで、胃が痛くなりそうな状況です。
「Invitation(インビテーション)」
「インビテーション」という楽曲は、
ジャズのスタンダードナンバーの中でも、
演奏するのが難しい部類に入る作品です。
コードも覚えづらい。
でも、わかりにくさが、かっこいい曲。
とても多くのミュージシャンたちが、
CDに収録もしているし、
ライブでも演奏される曲です。
Invitation(インビテーション)を聞こう
この曲は、Bronislaw Kaper(ブロニスロウ・ケイバー)によって
1944年に作られた作品です。
歌詞もある作品なので、ボーカリストも
取り上げることはあるのですが、
器楽(インスト)でやることの多い作品です。
1950年代以降、この曲をジャズミュージシャンが多く取り上げ始め、
スタンダードナンバーとなりました。
ビル・エヴァンス
ピアニスト:ビル・エヴァンスが、ベーシスト:エディ・ゴメスと、
Duoで演奏しています。
スモーキーなサウンドをお楽しみください。
マンガの描写の感じだと速いテンポでやってる?
この曲は、ラテンのリズムで演奏されたり、
ミディアムか、ちょっと遅いスウィングで演奏している
ミュージシャンが多い曲かな〜と思いますが、
マンガの中では、アンコールでこの曲を選び、
どうも、すごく盛り上がった模様。
ならば、こんな感じのアレンジだったのかな?
Roy Hargrove : ロイ・ハーグローブ
トランペット奏者:ロイ・ハーグローヴのCDより。
49歳という若さで、2018年にこの世を去りました。
イマドキな感じの新しいサウンドで、新曲を作りつつ、
でも、こういうジャズのスタンダードナンバーもかっこよく演奏する、
超売れっ子トランペッターでした。
Jaco Pastorius : ジャコ・パストリウス
ベーシスト:ジャコ・パスとリウスのライブ盤より。
彼は、ジャズ、特にフュージョンのジャンルで、大人気でした。
初めて聞いた時は、ベースとは思えない音の数で、
びっくりしたものでした・・・。
演奏しているのは、エレキベースです。
まとめ
いかがでしたか?
多くのアーテイストが演奏している「Invitation」
ぜひ、お気に入りのアレンジが見つけてみてください。